Wonderful Life with a Boy

41歳で初産。がっつりめに働きながら男の子を育てる毎日の気づき。

ノンアルコール飲料

妊娠以前の私は、まあまあお酒を飲む方だった。

外食をする際は必ず、自宅では週2-3回、夕食時にはお酒を飲んだ。

30歳も過ぎれば、大量に飲むということはないが、

そこそこアルコールには強い方で、

夫と2人でワインボトルを空けることはなんなかったし、

ビールやハイボールで乾杯して、焼酎をロックで数杯飲んで、

というのは日常的なことだった。

 

妊娠が判明した夜も、夫と2人で家の近くで飲んだ後だった。

しかし、妊娠が分かったその瞬間から、ぱたっとお酒をやめることになった。

 

それが特に苦痛というわけでもなかった。

お酒は好きだが、ないといけないというものでもない。

 

なんだけれども、お酒のない日々が続くと、

なんとなく口寂しい感じがしてきた。

暑い夏の日、炭酸の入ったすっきりとしたお酒で喉を潤わせたい、

というような衝動が、度々起こった。

 

いや、お酒である必要はない。

私に必要なのはアルコールではない。

 

単に、食事と一緒に、喉ごしがすっきりとした炭酸飲料を飲みたい。

 

それ以前まで、

私はノンアルコール飲料というものの意味が分からないと思っていた。

ビールらしきものを追求したノンアルコールビールというのは

まだ分かる。

あれは、お酒が飲めない人が周囲から浮かないための

コミュニケーションツール。

決しておいしくないし、ビールそのものとは大きくかけ離れた飲み物だが、

見た目がビールっぽいので、周囲からはビールを飲んでいるのだと思ってもらえる。

 

実は私も、妊娠を周囲に隠している時期は、

ビールのふりしてこっそりノンアルコールビールを飲んだ。

(後で知ったところでは周囲にはばれていたようだ)

 

しかし、ノンアルコールビールじゃなくて、

ノンアルコールカクテルとか、ノンアルコールチューハイとか、

ノンアルコール梅酒とか、それはもはやジュースだろうと。

だったら、正々堂々とお茶とかジュースでいいんじゃないかと。

なぜそんなものを必要とするのだろうと理解できなかった。

 

しかしやはり、

私も妊娠してから、ノンアルコール飲料を飲むようになった。

ノンアルコールカクテルとか、ノンアルコールチューハイとか、

ノンアルコール梅酒とか。

 

実際にはジュースでしかないが、絶妙にジュースとは違う感覚。

ジュースよりは甘さ控えめで

すっきりとした喉ごしを味わえる飲み物として。

 

市場があるということは、やっぱりニーズがあるものなんだな、としみじみ思う。

しかし、当然ながらお酒に比べれば商品ラインナップが限られているので

選ぶ楽しみは少ない。

 

ハイボールみたいな味のノンアルコール飲料があればいいのにと思うのだが、

そこまで甘味ゼロのものに出会ったことがないのは、

そこのニーズはあまりないということなんだろうか。