Wonderful Life with a Boy

41歳で初産。がっつりめに働きながら男の子を育てる毎日の気づき。

妊娠中期の長距離移動

妊娠27週、夫の祖母の卒寿の祝いということで

長野県の塩尻市に行くことになった。

せっかくなので、と義父母がその前泊で松本の美ヶ原温泉の旅館を予約してくれて、

義父母と私たち夫婦の4人で1泊旅行をすることになる。

 

妊娠自体は安定していたので1泊旅行も特に問題はなさそうだったが、

当時、長時間同じ姿勢で座っているということが

既にかなりつらくなっていて、正直、車で3時間以上の移動が厳しかった。

 

左脚の付け根のあたりがうっ血するというか、鈍く痛み、

走行中、ちょっとずつ姿勢を変え続ける必要があった。

これはこの日に限った話ではなくて、

仕事中でも自宅のソファに座っているときでも同じ。

 

脚を伸ばしても曲げても、ただ座っているのがつらい。

(座っているよりはましだが)長く立っているのもつらい。

とにかく、もう、楽な姿勢は仰向けで寝っ転がることだけだったが、

それもじきに、お腹の重みで仰向けではいられなくなる。

まして、うつぶせにはなれない。

 

あれは、今思い出しても、妊娠中でもっともきつい体調不良だった。

これがつらくてつらくて、早く生んでしまいたいと思ったくらいだ。

 

そしてそんな体調不良を抱えながら、

自動車に座り続けて3時間。

 

お部屋は風情があり、温泉もよかったし(滑って転ばないよう細心の注意を払ったが)

食事もとてもおいしかった。

 

ryokan-sugimoto.com

 

(ただし旅館は歴史があって古く、部屋は階段しかない2階にあり、

かつ1階のロビーに近いトイレが和式だったので

洋式トイレに行くには2階の部屋まで毎回戻る必要があるのが難点だった)

 

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風通りがよく、風情のある和室。

 

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南信州の山菜の天ぷら。

 

ただもう、さすがに自動車はつらい。

立ち上がることもできないから。

 

そういうわけで、帰りは私たち夫婦は車には乗らず、

鉄道を使うことにした。

時間は鉄道の方が多少長かったかもしれないが、

立ち上がることができない車移動よりはずっとよかったと思う。