Wonderful Life with a Boy

41歳で初産。がっつりめに働きながら男の子を育てる毎日の気づき。

戌の日の水天宮

ご存知の通り、

日本には、妊娠5か月の戌の日に安産祈願をするという習慣がある。

犬は子だくさんなのにちなむのだが、

昔の人もいろいろ工夫して、

妊娠というライフイベントを楽しもうとしたんだなあと思う。

 

東京で安産祈願と言えば、人形町にある水天宮。

以前、この水天宮の近くにある会社で働いていたことがあったので

よく知った界隈だが、参拝をしたことはない。

 

決して信心深い方ではないが、せっかくのイベントを楽しむつもりで

ちょうど日曜日にあたった妊娠5か月の戌の日に水天宮に行ってみることにした。

がしかし、嫌な予感がしたのは、

前日の土曜日、テレビ東京の情報番組「出没!アド街ック天国」で

水天宮が特集されていたのだ。

 

日曜日、前日にアド街で紹介、そして

前年に伊勢神宮でもやっていた「式年遷宮」を終えた水天宮が、

完成したばかりの新社殿をお披露目した最初の戌の日だという。

 

普段の戌の日でも行列ができることで有名なので、

その日はどうなることやらと思ったら、ほんとにほんとにすごかった!!

 

お守りや祈祷は別にいらないから、行列に並ばなくてもいいのではと

うっすら思っていたのだが、なんと境内への入場規制をしていて3時間待ち。

5ブロック以上行列が続いていた。

 

その日は夏日で、日差しも強く、いや、身重でこれは絶対無理だわと

早々に諦める。

結局、安産祈願はせぬまま。腹帯もお守りも買わぬまま。

 

でもせっかく人形町に来たしと、

玉ひで」で親子丼を食べようと、これも行列で有名なのだが

開店前について、結局1時間並んだ。

接客は流れ作業的で、店内に入ってからは

注文して親子丼を食べて、わずか20分ほどで店を出た。

 

おいしいといえばおいしかったけど、

1時間も並ぶほどかというとそうでもない気もした。

  

ランチの後は、まだまだ続く水天宮参拝のための行列を横目に

マタニティウェアや腹帯(ベルト)を買おうと

水天宮周辺に点在しているマタニティショップを目指した。

そこの店員さんは

「今日の行列は異常ですね。戌の日でもいつもはここまでじゃないです」

と言っていた。