Wonderful Life with a Boy

41歳で初産。がっつりめに働きながら男の子を育てる毎日の気づき。

周囲に妊娠を報告するタイミング

妊娠が分かったものの、

流産のリスクが結構高いこと、

出生前診断を受けると決めていたこともあり、

夫と話し合って、周囲への報告はしばらく様子をみようということになった。

 

互いの両親、親戚、職場、友人。

誰にいつ伝えるべきか、悩ましいところだ。

 

早いと、やっぱり流産しました、みたいな報告をすることになりかねず、

相手を期待させるのも、自分たちが後で気まずい気持ちになるのも嫌だ。

かといって、遅くなると、

なんで早く言わないんだと責められたリ、迷惑をかけることになったりもする。

 

少なくとも心拍確認ができてから、というのは、

流産確率50%という40歳の妊娠なら当然だろう。

 

それが、クリニックで最初に胎嚢確認ができた日の夜、

たまたま女性の部下と社外のパーティに参加する予定があり、

そこで私がお酒を飲まなかったことから、

いとも簡単に妊娠がばれてしまう。

というのも、その部下は小さな子どもを持つ母親で、

こういう場でお酒を飲まないなんてことはない私の普段と違う行動に

すぐにピンと来てしまったからだ。

 

「でもまだ心拍確認もできてないから」と、

彼女には黙っておいてもらうことにして、

結果、しばらくの間、彼女は職場で私の妊娠を知っている唯一の人になったのだけれど

身近な出産経験者と妊娠に関するちょっとした話ができるのは、

ずいぶん気が楽だった。

 

互いの両親には、心拍確認ができた妊娠6週の段階で報告した。

出生前診断の結果が出てからという案も出ていたが、

それだと2か月近く先になってしまうので、

さすがにそこまで隠すのは難しいし、心が咎める気もしたからだ。

電話で報告すると、もちろん両親たちは喜んだが、

まだどうなるか分からないからね、と何度も念を押しておいた。

 

出生前診断の話は、自分の両親には受けようと思っていると伝えたけれど、

義母は中絶を否定する宗教を信仰していたというのもあり、

夫の両親には黙っておくことにした。

 

同じタイミングで、ごく近しい友人数人(いずれも母親)にも話した。 

その友人の一人は職場にはできるだけ早く伝えた方がいいとアドバイスしてくれ、

どうしたものかとタイミングを見計らっていたが、

産休に入る時期や引継ぎの相談をする必要があったので、

妊娠9週目に役員全員が宛先に入ったメーリングリストで報告した。

(私の場合は直上の上司が社長になってしまい、

かつ社長が長期の海外出張中だったというのもあって、

こういうかたちでメール報告にしたが、

一般的には直属の上司に口頭かメールで報告するのが筋というものだろう。

口頭がいいかメールがいいかは会社の文化にもよると思うが、

口頭の方が無難な気はする)

  

チームメンバーへの報告は安定期に入ってから、と思っていたのだけれど

こちらも結局13週あたりにすることになる。

というのも、もともと出張がかなりの頻度であり、

この先、新たな出張予定は極力減らしたかったので

それを他のメンバーに引き継ぐ必要があったからだ。

 

周囲への妊娠の報告時期は、なにかといろいろ事情があるもので

自分が希望するベストなタイミングまで秘密にしておくというのは

なかなか難しい。