Wonderful Life with a Boy

41歳で初産。がっつりめに働きながら男の子を育てる毎日の気づき。

妊娠中と妊娠前の歯の治療

妊娠発覚の約4か月前、

新婚旅行中に歯茎が腫れて出血が止まらなくなることがあった。

 

長く歯医者に行っていなかったのでかかりつけもなく、

帰国後あわてて歯科医院を探した。

自宅から行ける範囲の中で、

ネットの情報を手掛かりに「高輪クリニック」という歯科を予約したのだが、

予約時のやりとりで、前日以降のキャンセルはキャンセル料が掛かるとか

初診は診断だけで治療はできないとか言われ、

ちょっと敷居が高そうな感じに戸惑ったが、

「出血してるんですが、それでも治療はしてもらえないんですか?」と尋ねると

状態による、ということで、とりあえず行ってみる。

 

結果、これはひどいですね、ということで

応急処置と薬の処方をしてもらった。

 

結婚式から新婚旅行とイベント続きで疲労がたまっていたのと、

右下奥の親知らずが生えてきたことが原因ということだったが、

長らく放置したことで歯石が溜まり、それによって歯肉が腫れてしまっていること、

そもそも4本ある親知らずが横に曲がった変な生え方をしていて、

そのせいで歯石のつきやすい歯並びになっていること、

さらにはいくつか虫歯ができていること、

20年以上前に治療した銀歯もよくないとかで

もう、口の中がひどいことになっていた。

 

歯科医から、根本的な治療をしましょう、と勧められ

確かにそうだなあと覚悟を決めた。

 

ここのクリニックは

金属を口の中に入れること(銀歯)が体の様々な不調の原因になるという

コンセプトで「完全ノンメタル治療」というのを掲げていて、

ちょっと東洋医学っぽいというか、

悪く言うとややスピリチュアル寄りな感じもしたが、

かつて銀歯が外れてしまったとき2本だけセラミックに変えていて、

残りの銀歯もセラミックにしたいというのは、以前から思っていたことだった。

それに加えて、私の親知らずは結構深刻だということを初めて知った。

レントゲンで見ると、確かに完全に横向きに生えているのだ。

このやっかいな、歯並びの最も奥にできたポケットは

そのせいだったのだ、と理解できた。

 

そこから、私の歯の根本治療が始まった。

まずは超音波クリーニングで歯石をとる。

そして、虫歯の治療。

4本ある銀歯をすべてセラミックに変える。

 

セラミックに変えるのは、保険は使えないので

1本8万円くらい必要だが、やむを得ない。

 

全部で5回ほど通院したが、

仕事をしているので土曜の診療を希望するも

結構人気の歯科で、なかなか予約がとれず、

すべての治療が終わるまで約5か月。

最後の回は妊娠が分かった3週間後だった。

 

幸い、最後の回は麻酔を使う必要がなかったので

問題なく治療を終えられたが、

歯科医からは、歯茎の腫れと出血の再発を防ぐには

親知らずを抜いた方がいい

(しかも手術の難易度が高い状態なので大病院の口腔外科でやった方がいい)

というアドバイスをもらっており、

妊娠したんですと伝えると、

じゃあ、出産後落ち着いてからじゃないと難しいですね、ということになった。

 

 

私の妊娠を聞いた歯科医は

「ノンメタル治療が終わったら、その途端に妊娠したという人多いんですよ」

と言い、銀歯が不妊の原因になっている可能性もあると。

その真偽のほどは分からないが、偶然にせよ、

治療完了と同時に妊娠したのは事実。

歯の不調が体全体の不調に影響するというのは、感覚的に分かる気はする。

 

親知らず治療は先送りになってしまったけれど、

その後も、出産まで2か月に1回ほどクリーニングに通い、

オーラルケアには気をつけようと思ったのだった。