Wonderful Life with a Boy

41歳で初産。がっつりめに働きながら男の子を育てる毎日の気づき。

心音を聞く

愛育病院での初診は、

広尾レディースクリニックでの心拍確認から10日ほどあり、

もしかして、この10日のうちに心拍が消えてしまっていたら、

という不安が何度も押し寄せてきた。

 

胎動を感じるまでは、自分の体の中で何が起きているかの実感がないので

健診と健診の間は不安でたまらない。

胎動を感じた後でさえ、その不安は尽きなくて、

出産するまで、あるいは出産した後でさえ、

子どもの命に何か起きてやしないかという悪い想像が

母親の頭から全くなくなることなんてないんじゃないか。

 

そして妊娠7週6日目。

愛育病院のエコー室で、初めて胎児の心音を聞いたときは

涙が出そうだった。

 

ドクンドクンドクンドクン。

 

うわー、ほんとに動いてるんだ。

ほんとに生きてるんだ。

 

CRL1.29cm。

エコーに映し出されたミジンコみたいな姿は、

およそ人間には見えないけれど、

超音波を通して届く心音は規則正しく、すごくしっかりしていて

こんなに小さくてもちゃんと人間で、一生懸命生きているんだと感じられる。

 

この音を夫にも聞かせてやりたいと思った。